けっこう速足だったのですぐに岩谷堂登山口に着いた。
ここから無数の石仏に見つめられながら、台風で荒れた参道を登っていく。
石仏には名前が彫ってあるが、これは奉納した人の名前らしく、お墓ではなさそうだ。
でも、〇〇童女なんていうのは、亡くなった子の戒名かもしれない。
本堂のあとから踏みあとをたどって奥の院へ急登。
足元の細いところには鎖が張ってあった。
陣見山の山頂は主稜線に出てすぐのところだった。
陣見山のピークはつまらないので、もうしばらく歩いた広いところで小休止。
数日前まで停滞前線の影響による雨予報だったのだが、前線が南下したため天候は明るい曇りで、気温はこの時期としてはずいぶん高く、完全に晴れたら暑いくらいだっただろう。
小さな登り下りを繰り返して、虎ヶ岡城址で大休止にした。
北側が開けているので、冬型の日だったら寒かったかもしれないが、この日は無風で助かった。
波久礼駅まで、距離は多少あるが、下り基本なのでスピードが出る。
下り方面の電車が来る直前に駅に着いたのは、ラッキーだった。