雪残る里山
− 伊豆沢左岸尾根 −
【年月日】 |
2018年2月4日 |
【同行者】 |
単独 |
【タイム】 |
原町バス停(7:34)−天狗山(8:00)−榧ノ木峠上(10:05-10:29)
−大指バス停(11:35)
|
【地形図】 |
長又 三峰 秩父 ルート地図
|
7時19分薬師の湯発のバスに乗ればよいので、自宅でのんびりお茶など飲んでいたら、ちょっと忙しくなった。
薬師の湯に着いたのは7時20分を過ぎてしまったが、バスにはなんとか乗れた。
7時半過ぎに原町を歩き出すことができたので、精神的にはとても余裕ができた。
風殿集落から尾根への登り口がわからなかったので地形図の破線のあるところからとりついてみた。
天狗山のピークには東側からちゃんとした道が登ってきていたので、登り口はそっちなのだと思う。
ピーク上の立派な祠には、新年に際して整備されたらしい新しい幣束が下がっていた。
ここでアウターを脱ぎ、身軽になって縦走に出かけようとしたら、杉の木に立てかけたストックを忘れてしまい、取りに戻る羽目になった。
ここは人家のすぐ裏山である。
雑木と植林が混ざっているが、雑木林は最近伐られた形跡がない。
樹林越しに見えるのは、見慣れた地元の風景だ。
石祠のあるピークを過ぎ、名の知れぬ峠を過ぎてしばらくで、黒部幹線の送電鉄塔。
まずまず好展望である。
両神山から上部国境稜線、長瀞の山までよく見えた。
上部国境で城峯山の西に目立つのは、一ツ石山だろうか。
皆野から長瀞にかけては濃い霧が出ていた。
この日は左岸尾根を地蔵峠まで行き、大指バス停に下山してバスで薬師の湯に戻ろうと考えていた。
このところ、結果オーライな山歩きが続いているので、予定のルートをしっかりトレースすることを心がけるつもりだった。
地形図をよく見て、頭のなかで現在地をイメージしつつ進むという、以前は普通にできていたことが最近、疎かになっていた。
踏み跡はあるが、もちろん明瞭というわけではない。
南側斜面の雪はかなり溶けていたが、北側はまだしっかり積もっていた。
動物の足跡がよいナビゲータになる。
鹿と犬らしき足跡が多いが、犬はここまで登ってくるのだろうか。
安曇幹線第297号鉄塔は撤去されていたが、樹木が皆伐されているので好展望。
雲取山は見えないが飛龍山が見えていた。
その先、ピークをかすめていく微妙なルートが続くが、なんとかミスせずに通過することができた。
大久保峠には、小森側から作業道が登ってきており、祠には幣束が下がっていた。
541メートルピークの肩から下る露岩に雪がなかったので、大休止。
この日も無風で、暖かかった。
歩程の半分を過ぎ、11時50分のバスに間に合いそうなので、やや先を急ぐ。
ここは主稜線の主として東側に緩やかな支稜が張り出しているのが特徴である。
巻き道もあるのだが、うかうかと東の尾根に引き込まれないよう、注意ながら行く。
560メートルピークを巻くと、地蔵峠はすぐだ。
前回ここに来たのはもう12年前になるが、そのときには目に入らなかった地蔵像を見つけることができてよかった。
この先は、作業道によって尾根が寸断されている。
谷へ降りる破線路も消えているようなので、基本的に尾根をどんどん下った。
大指にはバスの来る15分くらい前に着くことができたので、お茶を一杯わかす時間もあった。
|