三十二番から文殊峠

【年月日】

2014年1月11日
【同行者】 単独
【タイム】

三十二番駐車場(8:10)−大日岩(8:40)−図根三角点(9:04-9:53)
−文殊峠(10:31-10:44)−柿の久保分岐(11:48)−三十二番駐車場(12:09)

【地形図】 皆野 三峰 秩父 ルート地図

 午後には秩父市内の会合に出なければならないので、ちょっと忙しく出かけた。

 先日と同じく、三十二番の駐車場から歩き出す。
 今回は、境内を通って大日岩へとりついた。

観音像(大きな写真)
観音堂(大きな写真

 三十二番観音堂はいつ来ても、立派な建築だと感心する。
 うしろの岩と空中にせり出したお堂とが、あたかも異次元空間を作りだしているようだ。

 砂岩を彫って作ったお船岩への階段もまた、みごとだ。

 岩の上から大日岩へは登らず、尾根を直進すると、黒部幹線357号鉄塔。
 この日の主たるミッションは、ここから安曇幹線号鉄塔方面への尾根をトレースすることだった。

 尾根上にはやはり、測量のときに使ったと思われるピンクテープがつけられていた。
 ひと登りで、四等三角点。

 標石が新しくなっており、周囲はやはり、伐採されて見晴らしがよくなっていた。
 そこから図根三角点までは、わずかの急登だった。

 作業と大休止のために、ここでしばらくとどまった。

モミ林の道(大きな写真)
大モミ(大きな写真)

 周辺で伐採されたモミの木で、最も太い直径70センチほどのは、年輪が約64あった。
 戦後しばらくの、木材需要期にこのあたりの尾根も、一斉に伐られたようだ。
 しかしコナラはその後さらに一度、製炭かなにかの目的で伐られたが、モミは残されたのである。

 時間がまだあったので、釜ノ沢五峰の尾根へ登り、文殊峠まで行ってみた。
 寒い朝だったが、ようやく空気が暖まってきたのを感じる。
 途中の尾根には、直径1メートルほどの太いモミがある。
 こちらは、看板なども立てられている。

無念な切り株(大きな写真)
ススキと武甲山(大きな写真)

 文殊峠の先に少し登ってみたあと、車道を帰るのはつまらないので、来た道を戻った、
 本当は布沢峠から布沢集落に下ってみたかったのだが、峠道は完全に消えていた。

 やむなく、図根三角点から355号鉄塔へ下り、357鉄塔から358鉄塔すなわち柿ノ久保集落への道を下ることにした。
 この道も、鉄塔巡視の作業以外に使われているようすがなく、いずれは消えそうな感じだった。

 柿ノ久保の諏訪神社の裏に出たので、三十二番の駐車場までは、すぐだった。