土坂峠から塚山

【年月日】

2013年10月17日
【同行者】 単独
【タイム】

土坂トンネル北(10:52)−土坂峠(11:10)−竹ノ茅山(11:57)
−907ピーク(12:25-12:46)−塚山(12:59-13:05)−竹ノ茅山(13:36)
−上ノ峠(13:47-13:53)−土坂峠(14:11)−土坂トンネル北(14:20)

【地形図】 万場 ルート地図

 西上州の山に行こうと思ったのだが、自動車に積んだ自転車からシューシューと異音がして、空気が抜けてしまったため、行き先を変更し、7年前に、ヤブに阻まれて引き返した塚山に出かけた。

クモガタヒョウモン(大きな写真)
土坂峠の石祠(大きな写真)

 土坂トンネル北の駐車スペースから土坂峠へ登る旧峠道があったはずだが、新しい(とはいえすでに廃道化しつつある)作業道ができたために、峠道下部は消滅していたが、どうにか、途中から旧道を見つけることができた。
 とはいえ、通る人がいないため、残ったこの道もどんどん消えつつある。

 土坂峠が原型をほぼ保っていたのは、幸いだった。

 峠から最初はけっこうな登り。
 傾斜は一旦ゆるむが、最初のピークへとまた急になる。
 この登りには、南側に明瞭な巻き道がついているので、そちらを利用するが、この道は、埼玉県側の849メートルピークへと続いているので、うかうかと入り込んではならないことは、前回学習した。

 正しいルートに戻り、北へ下って行くと、上ノ峠という鞍部に着く。
 地形図の破線路らしき廃林道が、ここまで登ってきている。
 峠道はない。

 ここからは杉林の中を、978メートルピークへ急登する。
 この登りはなかなかきつい。
 登りついたピークには、竹ノ茅山という表示がつけられていた。

オッカド紅葉(大きな写真)
竹ノ茅山付近から望む東西御荷鉾山(大きな写真)

 前回来たときには、ここから御荷鉾連山の展望が開けたのだが、樹木が育って、展望皆無。

 問題はここからだ。

 よく見ると、塚山へ向かう尾根の上が伐開されており、電柱が立っている。
 ただ、電柱周辺は、モミジイチゴなどの不快なヤブで、歩きたい気持ちにならない。
 そこで、尾根東南側の手入れされていないヒノキ林を通って、標高907メートルの塚山前衛ピークに至る。

 樹林越しに塚山の見えるここで大休止。

 その先は、雑木・ヒノキ・カラマツの中を尾根通し登っていくだけだった。
 塚山のピークからは展望がないが、ピーク少し手前から、武甲山など奥武蔵や秩父市内が望まれた。
 二子山の手前に見える鋭鋒は、阿熊の金岳らしい。

 三角点周辺を少し歩いてみたが、古墳は見あたらなかったので、もと来た道を戻る。
 大休止したピーク手前で尾根に並行する廃林道があったので、これに入り、途中の分岐から竹ノ茅山へと登る。
 やや遠回りだが、こちらのほうが楽なのは、明らかだ。

 土坂峠からは、西へと下るしっかりした踏跡を下ってみた。
 こちらの方が旧峠道かもしれないくらい、いい道だったが、この道も下部は、作業道によって消えてしまっていた。