花の破風山

【年月日】

2007年4月28日
【同行者】 おおぜい
【タイム】

皆野駅(7:56)−熊野神社(8:30)−皆高分岐(9:10-9:20)
−男体拝(9:43-9:50)−破風山(10:25-12:10)−大前山(13:37)
−天狗山(12:53)−大前(13:00)−上沢辺(13:23)

【地形図】 鬼石、皆野 ルート地図

アオダモの花
ハルリンドウは春の輝き(大きな写真)

 昨年に引き続き、ゴールデンウィークの破風山。
 今回は山靴の道を裏から登る。

 自動車の行き交う道ばたにも、オドリコソウ・ヤマブキソウ・ムラサキケマン・ミヤマキケマンなどが咲いている。

 熊野神社を抜けて林道に出るとウワミズザクラの花が目に入る。
 この花が咲いている風景を、以前に比べしばしば見るような気がするが気のせいか。
 煙のようにボンヤリとした、アオダモの花も多い。

 コナラの芽吹きは目にまぶしく、足元にニリンソウ・クサイチゴ・キンポウゲが咲く。
 ウグイスのさえずりは自然だが、ガビチョウがわめく声はあまりうれしくない。

逆光のリョウブ
咲き残りのミツバツツジ

 登山道に入ると、スギ林の中にミミガタテンナンショウ・キジムシロ・シャク・ジュウニヒトエなどがちらほら。
 シオデ・ゼンマイ・モミジガサ・ハリギリなどの若芽も、多くはないが散見された。

 傾斜が出てくるとヤマツツジやオトコヨウゾメの花が尾根を彩り、ヤブサメやセンダイムシクイがにぎやかにさえずる。
 急なところをひと登りで、皆高分岐。まずはここで小休止。

 尾根をしばしのアップダウンで風戸分岐を過ぎて男体拝。
 春霞のためもちろん、男体山など全く見えない。

 植林地もあるが、おおむね雑木林なので、この道には野草が多い。
 ヤマガラの声を聞きながら、猿岩を過ぎ、ヒトリシズカやハルリンドウ・ユリワサビなどを見ながら山頂直下のあずまや。

 荷物をここでデポして、山頂へ。
 破風山は、去年と全く同じように薄い春霞ながら眼下の大田田んぼなどは、よく見えているのだった。

チゴユリ揺れる
天狗山輝く

 しばし眺めを楽しんだのち、あずまやに戻って大休止。
 通りがかるハイカーのみなさんには少々申し訳ないが、20人を越える大パーティのため、あずまやは一杯となった。

山頂から見下ろす大田田んぼ
上沢辺で見たキランソウ

 山に着いたのが早かったので、予定を変更して天狗山までの縦走と決め、再度破風山に登り返す。
 札立峠からノッキンボウ、大前山手前の鎖場あたりにはミツバツツジも多少咲き残っていた。

 鎖場で苦戦している人もいたが、無事に天狗山鞍部着。
 天狗山から大前を経て、上沢辺へ下山した。

 数人が、バスが来るまでの時間を利用して、秩父華厳の滝を見に行っている間に風が出てきて空が暗くなり、すぐに雷雨となった。

 バスが来るまで、華厳の滝のトイレに避難していたので、ほとんど濡れなかったのは幸運だった。