三度目の滝戸山
【年月日】 |
2023年4月10日 |
【同行者】 |
単独 |
【タイム】 |
右左口の里(9:00)−右左口トンネル(9:40)−右左口峠(10:51)
−日陰山(11:16-11:48)−千畳敷(12:56-13:01)−滝戸山(13:33)
−右左口の里(15:00)
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【地形図】 |
市川大門 河口湖西 ルート地図 (マウスホイールで拡大・縮小)
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右左口の里の駐車場からしばらく国道を行く。
周囲の新緑は美しく、白峰三山が遠望できて景色はいいのだが、歩道がなく、路肩が狭いので、大型車が来ると怖い。
トンネルの中は、なおさらだった。
右左口トンネルわきから、中道往還に入る。
沢沿いの道だが、水流はない。
ホソバテンナンショウ・ヒトリシズカ。エンレイソウなどが点々と咲く。
ところどころに、千手観音・馬頭観音などがおかれている。
トンネルわきに石仏の位置を示した看板があったのだが、看板に書かれたよりずいぶん少ない感じがしたし、「如意輪観音像」という表示があるにも関わらず、石仏が存在しないところなどもあって、不審だった。
水流の出てきた沢から離れると、ジグザグ登りとなる。
ほとんど歩かれていないと見えて、やや荒れ気味だった。
迦葉坂峠の分岐はどちらへ行くか、やや迷ったが、右左口峠へ。
ここは、どちらが本来の往還だったのだろう。
2時間近く歩いてきたので、そろそろ休んでもよかったのだが、峠には腰を下ろす場所もなかったので、もうひと頑張りで、日陰山まで行って大休止。
雑木に囲まれたピークで、展望はないが、樹間から白峰三山や塩見岳が望まれた。
日陰山はいくつかの小ピークの集まりで、はっきりした登山道がないので、ちょっとした難峰だ。
こういうところで読図の練習をすればいいのだが、ここは安易にアプリに頼って通過。
千畳敷へは長い登りで、この日の頑張りどころ。
さすがに疲れたので、ここでも小休止。
山桜がいい感じに咲いていた。
ここから滝戸山へは、距離はそこそこあるものの、ゆるい登り下りでのんびり歩ける。
頂稜の雑木林はまだ芽吹いておらず、明るい尾根だ。
ツルキリ山で北東方向の尾根に入り、少し登ればもう滝戸山の一角で、やや霞んでしまったが、荒川岳・赤石岳や白峰三山が望まれた。
下山ルートは、14年前に来たコース。
「山梨百名山」になったらしく、5メートルおきくらいにピンクテープがつけられており、「滝戸山登山道」というプラスチックのプレートが針金で木に縛りつけられている。
5年もすれば、木が成長して、針金が幹に食い込むだろう。
これを取りつけた(たぶん)自治体職員は、その後のメンテナンスもしてくれるのだろうか。
小尾根を下っていくのだが、尾根の南側ではミツバツツジが満開だった。
日照の関係だろうか、尾根の北側にはミツバツツジは全く咲いていなかった。
車道が近づくあたりは、ケヤキの大木林。
なかなか、見ごたえがあった。
斜面から、沢沿いのコースになると、ヒトリシズカ・ニリンソウなどが多くなる。
多くはないが、カタクリも咲き残っていた。
陽当たりではフデリンドウも咲き始めていた。
10メートルくらいの滝が見えたので、沢まで下ってみた。
滝かと思ったら、右岸側は明らかに石垣が積んであって、堰堤のようだった。
しかし左岸側は自然の滝らしく、ちょっと珍しい滝堰堤なのだった。
駐車場まではすぐだった。
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