滝凍る大滝不動
− 棚横手 −
【年月日】 |
2018年1月16日 |
【同行者】 |
単独 |
【タイム】 |
勝沼駅(7:56)−大滝不動(9:42)−棚横手(10:54-12:28)
−宮宕山(13:10)−大善寺(14:18)−勝沼駅(15:10)
|
【地形図】 |
塩山 石和 大菩薩峠 笹子 ルート地図
|
勝沼駅を降りると、大滝不動への道がわからない。
いくらかウロウロしたが、現在地をGPSで調べて、いつも自動車で通っている広域農道に出た。
農道から大滝不動への道ヘ右折するところに三光寺の巨杉。
ここでしばし巨杉の鑑賞。
大滝不動前宮と表示のあるお堂(だから前宮というのはどうなのか・・・)を過ぎると防獣網をあけて、コンクリ打ちの林道に入る。
日の射さないキャンプ場の手前にも小さなお堂。
キャンプ場は営業しているようには見えなかった。
その先、沢沿いに大杉。
この道はかつての参道だったのだろう。
大滝不動への車道に出てからは山門までずっと車道歩き。
展望の開けるところはないが、樹間から南アルプスが真っ白に見えていた。
真新しい山門をくぐると長い石段だが、すぐ右の前滝が凍結していて、みごとだった。
不動尊にお参りしたのち、髪洗い滝に向かって登っていく。
髪洗い滝は、時間が停まったようにみごとに凍っていたが、おそらく水量の少ない滝だからだろう。
その先は、スギ林の中のトラバース道になる。
すぐに真新しいお堂。
金界坊堂と記してある。
自動車の入らない山中に建物を建てるのは苦労の多いことと思うが、どういう人がスポンサーなのだろうか。
お堂のやや下には、数本の幹を立てた大杉が生えていた。
しばらく行くと尾根の上に出て、車道が登ってきていた。
前方にあずま屋のような建物が見えたので行ってみると、甲州御嶽山という神社で、あずま屋ではなかった。
できればそろそろ休みたかったのだが、そこは引き返して棚横手方面への林道に入った。
林道の途中に棚横手への尾根に行く分岐。
ここを上がって尾根に出ると、新しい植林地で、富士山・南アルプス・八ヶ岳などがよく見える。
植林地は山火事あとなので、焼けた切り株も点々としていた。
車道を渡ってしばしで棚横手の山頂。
好展望のそこでようやく、腰を下ろすことができた。
食事をしながら先客の方と一時間以上、世間話をしたが、ここ数日と異なり、風もなく暖かな山頂だった。
帰りは大善寺への尾根道を下った。
「甲州高尾山」という道標が随所に立っているのだが、地形図にあるのは「宮宕山」という山名だ。
「甲州高尾山」と「宮宕山」はどのような関係なのだろう。
一帯はずっと、同じような状態で、好展望。
棚横手で遠くばかりを見ていたが、御坂や大鹿峠付近の山もよく見えていた。
かなり急な尾根を一気に下ると大善寺である。
できればお参りしたかったので、受付で声をかけたが、誰も出てきてくれなかったので、パスして勝沼駅へ向かった。
道がわからないので、ぶどう畑の中をGPSに頼りながら歩いた。
本数の少ない時間帯だが、ちょうどよい電車に乗ることができた。
|