春進む南大菩薩

−南尾根から滝子山−

【年月日】

2016年3月20日
【同行者】 単独
【タイム】

 森林浴桜公園(8:33)−林道(9:07)−浜立山分岐(10:51)−滝子山(11:10-11:50)
 −浜立山(12:25)−道証地蔵(13:31)−森林浴桜公園(13:55)

【地形図】 大月 笹子  ルート地図

ヒオドシチョウ

 二週間前と同じところに自動車をとめる。
 さほど天気がよいわけでなく、山頂からの展望は期待薄だったが、何人ものハイカーが通り過ぎていく。

 この日は南尾根から滝子山をめざしたのだが、尾根の取付きにはこれといって道標らしきものはなかった。
 自動車の通れそうな道を少し行くと、廃屋があり、道はそこで行き止まりとなった。

 倒木をまたぎながら少し行き、急傾斜な尾根を登って行く。
 ここまで道は見当たらなかったのだが、83号鉄塔の手前でちゃんとした道に出たので、どこかにちゃんとした登山口があるのかもしれない。

 鉄塔を過ぎてしばらくで林道に出る。
 ブロック擁壁に赤ペンキで矢印が描いてあるが、登り口らしき踏みあとはやや右手にある。
 しばらく急だが、ひとしきり登ると傾斜が弱まって、雑木林の中を快適に登っていける。

 植林がないのだが、ミズナラ中心の若い林で、小鳥も多い。
 コガラ・ヒガラ・ヤマガラなどがよくさえずっていた。

 尾根上に岩が出てくるあたりから傾斜が再びきつくなり、手足を使った登りとなる。
 ごく小さな小ピークあたりから、イワカガミらしい群生も出てくる。

 ちょっと疲れたところで、浜立山の分岐。
 ここまで来れば、山頂まであと少しだ。

 山頂は前回と似たような展望で、見るものには乏しかったが、浜立山に少し下ったところで、斬られたのとは別なマンサクが咲いていた。
 北側斜面を覆っていた雪は殆ど溶けてしまっていた。

 帰りは、浜立山の尾根を下った。
 道標はないが、薄いながらも踏みあとがあり、テープ目印も点々とついていた。
 こちらもやはり、おおむね雑木林の尾根が続いた。

 下り始めてしばらくはゆるやかな下りだが、浜立山の先と下部の傾斜はかなりきつかった。
 植林が出てくると、左寄りの支尾根を下るようになり、ずみ沢出合付近の登山道に下り着いた。

 先日と比べて短いコースだったため、下山時刻もいくらか早かった。