初冬の里山
− 立沢から達沢山 −
【年月日】 |
2008年11月29日 |
【同行者】 |
単独 |
【タイム】 |
達沢山林道入口(9:23)−達沢山(11:06)−京戸山=ナットウ箱山(11:27)
−京戸山林道分岐(11:39)−榧ノ木平ノ頭(12:23)−大洞山(12:37)
−摺針峠(12:51)−三ツ星バス停(13:44)
|
【地形図】 |
石和、笹子 ルート地図
|
達沢山林道の入口には、一般車全面通行止めの表示が掲げられていた。
ゲートは開いているが、その手前のスペースで自動車を降りて、林道を歩く。
しばらく歩いたところで、左手に山の神。
ヤブレガサ枯れる
| ゴジュウカラ遊ぶ
|
林道終点からの登山道が達沢山と京戸山の鞍部に登り着くという情報を得ていたので、適当なところから左の尾根に上がろうと思っていたが、思わしいとりつきはなかなか見つからなかった。
ヤマナシの古木のあるところから尾根への踏みあとがあったが、ちょっと手前すぎるように思ったので、これを見送り、林道がヘアピンカーブするところまで行って、シカ道に入った。
小尾根の上まで、標高差にして250メートルほどだが、踏みあとはほとんどなく、アカマツまじりの雑木林の中、きついヤブ登りだった。
小ピークに登り着くと、傾斜がゆるんで歩きやすくなった。
尾根が広くなると、ところどころにアルミの杭が打たれており、薄いながらも踏みあとが出てくる。
カラの仲間が、ところどころで群を作って、カラマツの枝で地鳴きしていた。
右がヒノキの植林地になるとはっきりした登山道になり、道標も出てきた。
達沢山は、南側が軽く伐開されていたが、御坂の山に黒い雲がかかっており、富士山の展望は得られなかった。
ここからは、ちゃんとした踏みあとが続くので、気が楽だ。
林道からの道を合わせると、京戸山。
「ナットウ箱山」という道標が立っている。
ゆるい登下降で京戸山の表示のあるピーク。
このすぐ先が、京戸山林道への分岐だった。
このあたり、右がヒノキ林で左が雑木林だから、木の間越しに甲府方面だけが見えていた。
晴天になるという話だったが、風も強く、南の雲から時おり、小雨も落ちてきた。
この尾根の最高点である1487メートル地点の手前で、やせ尾根が崩れて展望のよい場所があるのだが、この日は黒岳あたりがどうにか見える程度だった。
ヒノキに変わって右側がカラマツになると、ササの多い明るい尾根になり、左側はブナの二次林となる。
巨木はないが、まずまず大きな木も散見されて、気分がよい。
ブナとミズナラが合体した奇木も生えていた。
| ブナとミズナラの合体木
|
榧ノ木平ノ頭で笹子峠への道を分ける。
このルートを使えば、大沢山からの周回コースがとれそうだ。
大洞山までは、左に滝子山を眺めながら、一投足。
ここもミズナラ林の美しいピークだった。
摺針峠に急降下する途中に、ちょっとした展望地があった。
せめて御坂の山が見えてくれないかと期待したが、三ツ峠が見えた程度で、富士山は相変わらず見えなかった。
摺針峠からは落ち葉の堆積した急斜面の下り。
山道は消えつつあるように見えた。
しばらく下ると、お決まりの連続堰堤。
巻き道はあるのだが、種子を付着させる雑草が道を覆っていて、不快なところだ。
しばらく下って林道に出てほっとした。
林道を歩いていくと、三ツ星のバス停に出た。
その後、本栖湖に向かったのだが、御坂峠を下るころにはきれいに晴れあがり、大きな富士山が見えていた。
|