ハクウンボクの道
- 薬王院から筑波山 -

【年月日】

2023年6月1日
【同行者】 単独
【タイム】

登山口(8:38)−御幸ヶ原(10:16-10:51)−女体山(11:06)
−登山口(12:39)

【地形図】 筑波 柿岡 真壁 加波山 ルート地図

 先日の葉山行きの際に、登山靴が壊れた。(ソール剥がれ)
 修理してもらわなければならないのだが、買った店が存在しなくなったため、系列店に依頼するしかなくなった。
 系列店は小山市にあるらしい。

 やむなく、片道200キロほど走って、修理依頼に行ってきた。
 店員さんによれば、修理には2ヶ月程かかり、25000円くらい請求される。
 なおかつ、靴がヘタってるため、どうせまたすぐ壊れるだろうということだった。

 べつに高級な靴ではなく、新品を買っても35000円くらいなので、どうしようか考え中。

 せっかく遠出するので、筑波山に立ち寄り。(筑波山に登ってからお店行き)
 今回は薬王院登山口からのコースにした。

ツクバネソウ
大ブナ

 登山道入口の駐車スペースから登り始める。
 北西への道に入りかけたが、すぐに修正。

 薬王院が修験寺院だったときの参道だという説明書きがあった。

 照葉樹林なので暗い道を緩やかに登っていく。

ハクウンボクの道
タツナミソウ

 車道を渡ると、いくらか、急傾斜になる。
 ここはこのコースの正念場になる。

 標高が上がったせいか、周囲が明るくなる。
 道の北側は雑木の二次林で、南側は植林が多い。

 傾斜が緩むと、まぁまぁ快適な尾根になる。
 ツクバネソウが咲いていたが、もう終わりかけだった。

 男体山に行くコースとの分岐は、御幸ヶ原直行ルートへ。
 ここは平坦な道だが、ブナ林で、コース中もっとも自然度が高かった。

薬王院のスダジイ
薬王院のスダジイ

 御幸ヶ原のバーナーエリアで大休止。
 真壁町あたりの田んぼは、すでに早苗らしく、けっこう緑が濃くなっていた。

 電波塔尾根の登山道わきはブナが伐り残されていて、中にはかなりの大ブナもあった。

 女体山ピークの手前からキャンプ場コースへ左折。
 ジグザグで歩きやすい道をどんどん下る。

 上部では、ハクウンボクが大開花していて、見ごたえがあった。

 スギ林になってしばしでキャンプ場。
 ここからやや長い林道歩き。
 林縁に咲くタツナミソウ・ガマズミ・シモツケ・コアジサイなどが咲いていたので、飽きなかった。

薬王院三重塔
薬王院山門

 登山口に戻ってから、薬王院にお礼参り。

 本堂・三重塔・山門のいずれも、重厚な建物だった。
 仁王像は有料で拝観できると書いてあったが、この日は取り込み中らしかったので、遠慮した。

 さらにすごかったのは、境内のあちこちに生えているスダジイの巨木だった。
 いずれも樹齢数百年のレベルで、伽藍は何度か火災にあったらしいが、よく耐えて生き残ってきたものだと思った。