−足尾山−
今回の小旅行の主目的は、味噌用の大豆の買いつけだったのだが、日帰りではきついので、大豆を買ったあと、益子町のペンションしいの木に泊まった。 芳賀地方の地形図を開くと、可愛らしい小ピークが散見され、なかには面白い名前の山もあるので、あれこれ歩いてみたくなるが、今回は、宿からほど近く、山名もりっぱな足尾山に行くことにした。 釣り堀や流しそうめん屋のある、大川戸の登山口には、りっぱな道標があってわかりやすい。 立ち枯れたワラビのめだつ、谷地に築かれた廃田のへりから、かすかな水流を渡って、白く霜げた登山道を行くと、ヒヨドリジョウゴの赤い実が、鳥に食われずに残っていて、目に鮮やかだ。
ひと登りで、標高300メートルの小ピークとの鞍部。
樹林越しに足尾山を真東に見ながら、南へ登る支尾根を行く。 足尾山から雨巻山への主稜線に出ると、ミヤマシキミの赤い実がまことに鮮やかで、すばらしい。
枯れかかったアカマツの多い尾根を少しで、御岳山。
足尾山へは、北へまっすぐ急降下して登り返す。
この日は、しっかりライターを持ってきたので、南側斜面でゆっくり大休止できた。
帰りは、雨巻山との中間にある峠まで、明るい尾根を南下して、大川戸林道に出るコースをとった。
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