展望の峰
- マンダロク山 -

【年月日】

2022年5月12日
【同行者】 単独
【タイム】

日倉山くりの里(8:41)−マンダロク山(10:43-11:18)−
−日倉山くりの里(12:38)

【地形図】 馬下 高石 ルート地図 (マウスホイールで拡大・縮小可)

 林道の入口で工事をしていたので、どうなってるのかなと思ったが、工事は登山口に行く道とは別の道だったので、ホッとした。
 日倉山くりの里に自動車をとめて歩き出す。

 とても蒸し暑く、初夏というより、もう本格的な夏が来たようだった。

マンダロク山(大きな写真)
飯豊連峰(大きな写真)

 ヒメシャガが咲いているかなと期待していたのだが、この山にヒメシャガは自生していないようだった。
 下部ではチゴユリがたくさん咲いていた。

 ひと登りで展望台という表示のあるところ。
 展望は皆無。

 チゴユリはここまで。

 しばらく穏やかになるが、すぐに急登が始まる。
 ひどく暑い。

二王子岳(大きな写真)
タムシバ(大きな写真)

 登る途中からマンダロク山の頂稜が見える。
 まあまあきつそうだ。

 曇り案配ではあるが、北西方向に飯豊連峰や二王子岳が望まれる。
 飯豊を見るのは久しぶりだ。

 ユキグニミツバツツジは終了。ヤマツツジはこれからで、稜線のタムシバはつぼみと花殻が混ざっっていた。
 ムラサキヤシオも終わりかけだが、咲き残っているのもあった。

イワウチワ(大きな写真)
カタクリ(大きな写真)

 足元のイワカガミは中腹では終わりかけだが、上部まで登ればちょうど見ごろだった。
 最後の急登にかかると、イワカガミ・カタクリ・オオバキスミレ・イワウチワなどが咲いていたが、ちょっと余裕がない。

 ここがピークかと思うところを登り切ったのだが、山頂はまだ先で、落胆する。
 残雪があったのは一か所のみ。

イワカガミ(大きな写真)
粟ヶ岳(大きな写真)

 ギフチョウがたくさん飛んでいるが、やっぱりなかなか止まってくれなかった。
 シジミチョウの仲間もいたが、蝶の写真を撮る元気はなかった。

 山頂はまずまず好展望で、白山・粟ヶ岳・守門岳・下田山塊がよく見えた。
 ここで大休止。

 帰りは来た道を戻った。

守門岳(大きな写真)
将軍杉(大きな写真)

 下山後、将軍杉と平等寺薬師堂を見に行った。

 将軍杉は、屋久島の縄文杉より大きいと説明されているくらい、巨大な杉だった。
 これにはょっと言葉が出なかった。

平等寺薬師堂(大きな写真)
取上観音堂(大きな写真)

 すぐ近くに平等寺薬師堂がある。
 江戸時代以前の建物ということで、由緒を感じる立派なものだった。
 これらを見ただけでも、来た甲斐があった。

 さらに国道のそばに取上観音堂があったので、立ち寄った。
 よほど腕のよい大工か彫刻師がいたのだろう、細工がすごかった。