初夏のような八石山

【年月日】

2022年4月21日
【同行者】 単独
【タイム】

石川登山口(9:39)−八石城址(10:58-11:32)−八石山(12:23)
八石城址(13:11-13:19)−石川登山口(13:51)

【地形図】 越後野田 法坂 ルート地図

 ステーキハウス登山口から登ろうと思っていたのだが、ナビが指示した石川峠を越える道が通行止めになっていたため、いささか困惑した。
 で、とりあえず次善の石川登山口からの往復と決めた。

アズマシロカネソウ(大きな写真)
トキワイカリソウ(大きな写真)

 駐車スペースから人家のわきを通ってスギ林の中の道に入っていく。
 気温がずいぶん上がって、初夏のようだ。
 両側は廃田で、作られなくなってからすでに10年以上も経っていると推測された。

ナガハシスミレ(大きな写真)
イワカガミ(大きな写真)

 アズマシロカネソウやトキワイカリソウ、オオバキスミレ、タチツボスミレ、ナガハシスミレなどがいたるところに咲いていた。
 アズマシロカネソウはどこにでも咲く花ではないと思うのだが、このあたりは比較的多い。
 カタクリはすでに花殻になっていた。

カタクリ(大きな写真)
カタクリ(大きな写真)

 最初の分岐は、迷わずラクそうな方へ。
 しかし当然のことに、こちらはあとで急登が待っているのだった。

 コゴミはすでに呆けたあと。
 シオデはあまり出ていなかった。
 二つの道の合流点にはオオミスミソウが植えられていて、まだいくらか咲き残っていた。

 ここから急登しばしで八石城址。
 城らしい風情はあるが、さほど防御性があるとも思えない。

 単管細工のあずまやで大休止。
 カタクリは、ここではまだよく咲いていた。

ショウジョウバカマ(大きな写真)
黒姫山遠望(大きな写真)

 ときどき展望が開ける尾根上の道を行く。
 足元には、カタクリに加えて、ショウジョウバカマ。
 ここのショウジョウバカマは白っぽいのが多い。
 雪椿はさすがに終わりかけだったが、ヤマザクラやタムシバはまだよく咲いていた。

ルリシジミ(大きな写真)
ギフチョウ(大きな写真)

 なたが池登山道の分岐からは緩やかな尾根道が続く。
 沢筋に残雪が残り、新緑が鮮やかだ。
 足元にも多少の雪が残っていた。

 ルリシジミ・ギフチョウ・キアゲハが登山道で舞う。
 ギフチョウはたくさん、登山道を行ったり来たりしていた。
 そのうち疲れてとまるだろうと思って見るんだが、しばらく飛び回ったのち、みな高く飛び上がってどこかへ行ってしまう。
 ルリシジミはよくとまるが、翅を開いてはくれない。

 ウィークデーなので、山頂は静かだった。

 帰りは来た道を戻った。