真夏の風情の米山
− 大平コースから −

【年月日】

2018年6月17日
【同行者】 単独
【タイム】

大平登山口(9:11)−米山(11:05-11:33)−大平登山口(12:54)

【地形図】 柿崎 越後野田 ルート地図
【別コース】 下牧コース
吉尾コース
野田コース
谷根コース

 深夜に家を出たのだが、途中で眠り込んでしまい、登山口に着いたのは9時過ぎだった。
 大平登山口はアプローチしやすいためか、登山者用駐車場は満車状態だったので、少し戻って橋のたもとの広くなったところに自動車をとめた。

ブナ林(大きな写真)
ブナ林(大きな写真)

 集落からスギ林の中を登っていく。
 車道を二度、渡ったところにも駐車スペースがあり、ここにはまだ空きスペースがあった。

 ここから急登。
 花の季節は終わっているので、イワカガミやショウジョウバカマはすべて花がらだ。
 シライトソウは花穂を伸ばしているが、開花にはまだ早い。

 登山道はよく整備されているというか、ずっと階段が続く。
 日本海が見えるポイントもあるが、基本的には蒸し暑い樹林帯の登りである。
 ここからニノ字という小ピークまでの登りは、なかなか厳しいものがあった。

火打・焼山(大きな写真)
シラバ跡(大きな写真)

 ニノ字はほっとする小平坦地で、ベンチもおいてあるが、まだそれほど登っていないので、休まず先を行く。
 711メートル小ピークもお休み処だが、スルー。

 ここからしばらくは、ブナの壮年林。
 巨木はないが、ブナの密度が濃い。
 一ヶ月早ければシラネアオイが咲いていたかもしれないところだ。

 再び階段の登りになると、ほっとできるところはほとんどなく、山頂までひたすら登っていく。
 シラバ跡には石仏が一体。
 下牧コースにはシラバ小屋があったが、シラバとは女人結界のことらしい。

頸城平野(大きな写真)
原三角点(大きな写真)

 人々のガヤガヤ声が近くなってくると、山頂は近い。
 結局、一度も休まず山頂に至った。

 水分はやや多めながら、よく晴れており、眼下の日本海や頸城平野が一望できた。
 妙高連峰も雲の上に顔を出しており、妙高山は雲に隠れていたが、火打山と焼山はよく見えた。
 ひどく暑い思いをして登ってきたのだが、山頂は存外に涼しく、フリースを着てちょうどいいくらいだった。

 大休止のあと、来た道を一気に下山した。