タムシバの尾根
- 干溝から黒禿の頭 -

【年月日】

2016年4月10日
【同行者】 単独
【タイム】

宝泉寺近く(10:12)-大力山(11:14-11:52)
-黒禿の頭(13:32-13:51)-大力山(14:53-14:55)-宝泉寺近く(15:33)

【地形図】 小出 大湯 ルート地図

 宝泉寺の境内にとまっている車もあったが、さすがに気が引けたので、道路の広くなったところに自動車をとめた。
 境内左の登山口から入山。

ユキツバキ(大きな写真)
三十三仏(大きな写真)

 急傾斜だが、最初からショウジョウバカマやカタクリが全開だった。
 三十三観音らしき石仏が点々と並ぶ。
 この小さな石仏は、雨ざらしにならないよう石で作った容れ物に安置されている。

青面金剛(大きな写真)
秋葉堂(大きな写真)

 ひと登りで秋葉堂。
 青面金剛の石像が立っている。

タムシバ(大きな写真)
タムシバ(大きな写真)

 送電鉄塔の立つ尾根に出ると、純白のタムシバが満開で、とてもすごい。
 イワウチワはさほど多くないが、ショウジョウバカマとカタクリはずっと咲いている。
 イワカガミも花目を持ち上げ始めていた。

カタクリ(大きな写真)
カタクリ(大きな写真)

 傾斜がきつくなると、道がふた手に分かれるので、尾根道を登る。
 あまり太いのはなかったが、コシアブラの芽もずいぶんふくらんでいた。

ショウジョウバカマ(大きな写真)
ショウジョウバカマ(大きな写真)

ショウジョウバカマ(大きな写真)
ショウジョウバカマ(大きな写真)

 木製の階段道を急登していくと、ちょっと開けた大力山のあずまやに着いた。
 ザックが重く感じたので、ここで大休止。
 強い靄がかかっているが、駒ヶ岳や八海山は見えていた。中ノ岳は真っ白すぎて見づらかった。

八海山(大きな写真)
駒ヶ岳(大きな写真)

 ゆっくり休んで、南へ下っていく。
 突き当たったT字路は黒禿山とある左へ。

コシアブラ(大きな写真)
オオカメノキ(大きな写真)

 残雪がいくらか出てくるが、ほとんど夏道通し歩ける状態だ。
 さすがにこのあたりのカタクリは、芽が出たばかりだった。

イワウチワ(大きな写真)
イワウチワ(大きな写真)

 三角点ピークを過ぎると、長いが平坦なやせ尾根。
 先週歩いたトヤの頭から鳴倉山の尾根に、雪はほとんど見えない。
 高度を上げていくと、権現堂山や唐松山が見え始める。

イワウチワ(大きな写真)
イワウチワ(大きな写真)

 傾斜が再び出てくると、イワウチワの大開花がすごかった。
 花のピークに遭遇したのだろう。

イワウチワ(大きな写真)
イワウチワ(大きな写真)

 次の三角点あたりまで登ると、花もなくなり、残雪が多くなる。
 小広い黒禿の頭まで登って小休止。
 ここも展望がよい。

イワウチワ(大きな写真)
タムシバ(大きな写真)

 笠倉山へは踏みあとが続いていたが、タイムリミットなので、今日はここまでにした。
 地形図に記載のある駒ノ頭方面への道も存在するようだった。

ルリタテハ(大きな写真)
ヒオドシチョウ(大きな写真)

 帰りは来た道を戻る。
 登りのときに見たとはいえ、下りながらもイワウチワを見るたびに、立ち止まって眺めずにはいられないから、スピードはさほどあがらない。

イワナシ(大きな写真)
マンサク(大きな写真)

 大力山でまた少し腰を下ろしたあと、最後は道標のない右の尾根道に入ってみた。
 これは鉄塔の巡視道だったらしく、宝泉寺登山口近くに降り着くことができた。

諏訪神社(大きな写真)
大ケヤキ(大きな写真)

 下山後、すぐ近くの諏訪神社にお参りした。
 拝殿の裏手の大ケヤキは、登山口からも目立っていたが、行ってみると、とても立派なケヤキだった。