マンサクの尾根
- 小平尾から鳥屋ヶ峰 -

【年月日】

2016年3月29日
【同行者】 単独
【タイム】

小平尾天満宮(9:45)-鳥屋ヶ峰(12:24-13:00)
-古峯神社(14:24-14:28)-小平尾天満宮(14:36)

【地形図】 小平尾 ルート地図

 登山口の小平尾天満宮入口には雪が大量に残っていたので、その少し先の広いところに自動車をとめた。

 道路は除雪されていなかったが、すぐ先の雪に覆われた広い畑の先に鳥居が見えたので、そこから山にとりついた。
 夏道が出たところもあるが、最初からほぼ残雪の上を登る。

古峯神社裏の石仏(大きな写真)
マンサク(大きな写真)

 すぐに古峯神社。
 摩利支天の塔や庚申塔が建っていた。

 その先はマンサクが咲く尾根の上を行く。
 マンサクがこれほど生えていたかと驚くほど、黄色い花が多い。

マンサク(大きな写真)
マンサク(大きな写真)

 若いスギ林は歩きにくい。
 夏道がどこにあるのかわからなかったので、スギを縫いながら登るが、ときおり踏み抜いてしまう。
 スギ大木のある一本杉でワカンを装着。
 ワカンをつければ踏み抜かないので、多少歩きやすくはなる。

ヒオドシチョウ(大きな写真)
雪庇の尾根(大きな写真)

 送電鉄塔のところから少し下って、西の尾根に登り返す。
 ここは急傾斜な上、残雪がまだらなので、どこを登るか思案したが、雪のあるところを選んで登って行くと、それが夏道だったようだ。
 尾根の上に登り着くと東側が急崖で、ワカンを外して夏道を登る。

 山頂らしきピークが見えてくるが、なかなか近くならない。
 雪の上で、何頭ものヒオドシチョウが休んでおり、中には鬼ごっこしているのもいた。
 尾根が痩せてくるとずいぶん溶けた雪庇の上を行く。標高たかだか500メートルくらいなのだが、もうちょっと雪が多いと緊張するかもしれない。

八海山(大きな写真)
浅草岳(大きな写真)

 山頂手前にピークを巻くトラバースがあるのだが、雪の急斜面でのトラバースは不可能なので、下に向かって寝た灌木のヤブに突っ込む。
 ここは分速1メートルの藪こぎになる。

 山頂は雪に覆われていたが、測量用の櫓のようなものと鐘が、雪の上に出ていた。
 大展望が広がるピークだった。

守門岳(大きな写真)
駒ヶ岳と中ノ岳(大きな写真)

 ともかく疲れたので、大休止。
 ここまで休まず3時間かかった。

 荷を軽くしたところで、下りはずいぶんラクだった。
 登りでは見つけられなかった夏道を通れた箇所もあり、ずいぶん早く登山口に戻ることができた。

一本杉(大きな写真)
狛牛(大きな写真)

 帰途につく前に、登山口の小平尾天満宮にお参りした。
 小さな境内だが、牛の形をした狛犬があって、驚いた。

 秩父地方に多い狼や、日枝神社の系統にある猿の狛犬は見たことがあったが、牛形のは初めてだった。

 道路ばたではフキノトウが顔を出し始めていた。