残雪の坂戸山
−城坂コース〜薬師尾根コース−

【年月日】

2014年4月19日
【同行者】 2人
【タイム】

駐車場(9:46)−家臣屋敷登山口(9:56)−一本杉(10:24)−坂戸山(11:32-12:18)
−駐車場(13:59)

【地形図】 六日町 ルート地図

 登山口の駐車場は混んでいたが、少し離れた大きな駐車場には空きスペースがあった。

 登山口からまずは、城坂コースの林道を歩いていく。
 道のわきは雪が溶けたばかりで、カタクリがさっそく芽を出していた。
 この先山頂まで、至るところにカタクリが咲いていた。

カタクリ1(大きな写真)
カタクリ2(大きな写真)

カタクリ3(大きな写真)
カタクリ4(大きな写真)

 スギ林の中で分岐する道を右に行ったら行き止まりだったが、沢沿いを直進したら再び林道に出た。
 林道をしばし左に行ったところが一本杉で、登山道の入口になっていた。
 一本杉はかなり弱ったスギの大木で、治療のあとが痛々しかった。

パープルのショウジョウバカマ(大きな写真)
ピンクのショウジョウバカマ(大きな写真)

 ここから尾根までは、雪解けの沢を絡みながら尾根までずっと急登していく。
 カタクリ以外には、ショウジョウバカマがところどころに咲いている程度で、イワウチワはほとんど見なかった。

 背後の魚沼平野が見えてくると高度をどんどん上げていく。
 部分的に残雪を踏むが、危なく感じるところはなかった。

 主水郭の分岐から尾根になるので傾斜がゆるむ。
 山頂部は、いかにも城跡らしい人工的なところで、頂上には神社が建てられていた。

金城山(大きな写真)
イワウチワ1(大きな写真)

 山頂部が静かだったので、碁盤の目に整理された田んぼと豊富な残雪をまとった金城山を望むポイントで大休止にした。

 帰りは薬師尾根を下る。
 こちらは、城坂より緩傾斜だが、階段がずっと整備されているので、それがきついかも知れない。

イワウチワ2(大きな写真)
イワナシ(大きな写真)

 尾根コースの主役はイワウチワ(トクワカソウ)とタムシバだった。
 ピンクの濃いものと白に近い色の個体が混じっていたが、咲き始めは色が濃いのかも知れない。
 イワナシもそこここに咲いていた。

タムシバ1(大きな写真)
タムシバ2(大きな写真)

 こちらも花を愛でながら下っていけるので、ちっとも飽きない。

石仏1(大きな写真)
石仏2(大きな写真)

 最下部が近づくと、石仏があらわれる。
 33観音かと思ったが、各種の石仏が混じっており、古いのだけで23体あったと思う。
 これはどのような由緒があるのだろうか。
 濃いピンクの桜が満開で、その下には、カタクリやキクザキイチゲが咲いていた。

ヤマエンゴサク(大きな写真)
キクザキイチゲ(大きな写真)

 最後まで緩やかに、登山口まで下ることができた。