キクザキイチゲ(紫花)
| キクザキイチゲ(白花)
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八枚川に自動車ををおいて、自転車で弥彦神社へ。
道路のわきにキクザキイチゲがたくさん咲いているが、陽が射して間もないので、花びらはまだ開いていない。
神社の駐車場あたりは一般的な観光地。
朝まだ早いので、人通りはさほどでもない。
道標に従って、広い道を行く。
神社の参道なのか、スギ並木なのだが、なかなかの大木が並んでいた。
陽の射さない境内だが、キクザキイチゲ、ショウジョウバカマ、コシノカンアオイ、スミレサイシン、ミヤマカタバミなどがちらほら咲いていて、自然度は高い。
トコロテンを売っている茶店のあたりから本格的な山道に入る。
相変わらずスギ林である。
ちょっと明るいところには、カタクリ、キクザキイチゲ、コシノコバイモ、キクバオウレンなどが咲いていて、いかにも雪国の春らしい。
このあたりでもっとも多いのは、上品なパープルカラーのスミレサイシンとカタクリだ。
カタクリ
| ショウジョウバカマ
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ユズリハの多い雑木の尾根の上に出ると、一気に明るくなる。
斜面ではタムシバが咲き始めていた。
カタクリは見えなくなるが、ショウジョウバカマは相変わらず多い。
五合目の道標からは、斜面のトラバース道。
ここからまたカタクリが多くなり、至るところカタクリが大開花する斜面を歩いていく。
オオミスミソウ(白花)
| オオミスミソウ(薄紫花)
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ナガハシスミレ、シュンランなど春の盛りの花もいくらか咲き始めていた。
こちらのコースにオオミスミソウはあまり咲いておらず、カタクリとショウジョウバカマが圧倒的だった。
水場を過ぎてしばしでロープウェー駅。
頂稜は電波塔などの人工物が多くて感心しないが、花はすばらしく多い。
公園のような山頂までは一投足だった。
南風が吹いていたので、日本海を見下ろす北側で腰を下ろして大休止。
増水した信濃川分水路から吐き出された土砂が河口から流れ出して、海を濁らせていた。
オオミスミソウ(濃紫花)
| オオミスミソウ(白花と紫花)
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帰りは西への急な尾根を下る。
こちらはカタクリも多いが、オオミスミソウはなお多い。
濃紫、薄紫、白など各色の花が咲き乱れていて、すばらしい。
ギフチョウがそこらを飛び回っているのだが、警戒心が強いのか、なかなかとまってくれないので、残念ながら写真は撮れなかった。
何羽ものウソがフィフィとさえずる中、オオミスミソウの写真を撮りながら下るので時間がかかったが、ここは急いで下ってはもったいないところだ。
シュンラン、キジムシロ、トキワイカリソウなど、盛春の花が出てくると八枚川は近い。
ニリンソウ咲く駐車場には、先週同様自動車があふれていた。
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