湯之腰登山口に自動車をデポして、桜尾根登山口に移動。
自転車で走る海岸沿いには、よさそうなクロマツ林がある。
登り始めてしばらくで早くも、オオミスミソウの群落。
前回より春が進んだせいか、花数が多く、また大きな花が多い。
ほぼずっとオオミスミソウの花の中を登っていくので、花を見る感動が次第に薄れていく。
だがしかし、人間は驕ってはいけない。
浦浜コースのオオミスミソウは白花が多かったが、こちらでは紫系が多い。
紫系といっても、濃い紫から淡い紫まで、バリエーションは無数だ。
このコースはカタクリがすばらしいと聞いていたが、残念ながらカタクリはようやくつぼみがほころび始めたばかりで、大きく開花しているのはほとんどなかった。
ヤマガラやシジュウカラがさえずっている。
ヤマガラの中には、ヅーヅービーと濁った声で鳴いているのもいる。
あれは、花粉症のヤマガラなのではなかろうか。
灯台コースの尾根が右から近づくと山頂は近い。
キクバオウレン、エンレイソウ、紫色のキクザキイチゲなどが点々と咲いていた。
前回とほとんど同じ時刻に山頂。
雪はずいぶん少なくなっていた。
快晴に近いが、もやがかかっており、佐渡はボンヤリとしか望めなかった。
小1時間ほどの大休止ののち、湯之腰コースを下山。
おおむね階段を急降下するのだが、広大な越後の水田地帯が望まれて、日本の風景はほんとにすばらしいと思った。
こちらには、キクバオウレンやカンアオイが多く、楽しめた。