霧雨模様で、足元もかなりぬかるんでいたが、登山道にはゴゼンタチバナやオサバグサがたくさん咲いていた。
中小場という岩峰で一休みしたのち、茶臼山への樹林帯の登り。クモキリソウもいくつか咲いていた。
茶臼山の次は縞枯山。ガスのため縞枯現象はよく見えないが、登っていくうちに樹林帯と立ち枯れ地が代わるがわるあらわれる。
登りきったところが、縞枯山展望台入口。天気がよくないので、展望台はパス。
縞枯山から雨池峠へは急降下。道が荒れていて、踏み跡が横へ横へと広がっていた。
予定ではここから更に三ツ岳を経て北横岳へ行くつもりだったが、天気がよくないので縞枯山荘で一服。お茶を頼み、小屋の主人から麦草峠へおりる道を教えてもらった。
坪庭にはハクサンシャクナゲ、ツマトリソウなどが咲いていた。殊にハクサンシャクナゲはみごとだった。
ここは、ロープウェーで来られるため、観光客がうろうろ。
北横岳ヒュッテの横を通って急登したところが北横岳だった。
帰路は、坪庭から道を左にとり、五辻へ向かった。これは、縞枯山荘の主人に教わった道だ。一面のササ原を30分ばかりで、五辻。
ここからは、ハクサンフウロ、シナノオトギリ、ヤマオダマキ、ヨツバシオガマ、テガタチドリなどの群生がしばしばあらわれた。オヤマリンドウやクガイソウも花芽を出していた。
林縁には、いたるところにイチヤクソウが生えていて、白やピンクのつぼみをつけている。ここからは、こうしたお花畑と暗いぬかるみとが交互にあらわれた。樹林帯に入ると可愛いリンネソウの花もあった。
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