- 太神山 -
天神川に沿う林道付近は、アカマツと雑木の林で、それなりの雰囲気があるところなのだが、立入禁止の札と張りめぐらされた荷造りテープが、目にさわる。 大堰堤の手前、地蔵様の立っているところに、ちょっとしたスペースがあるので、ここに自動車を止めて太神山に向かった。
林道から参道にはいると、赤く錆の出た花崗岩の山肌にアカマツが生えた、湖南の山特有の様相。
参道は東海自然歩道なので、いつ歩いてもいいのだと思われるが、マツタケ山落札者の連名によって、道以外のところは立入禁止だと書かれた札が、至るところにぶら下げてある。
しばし登ると、尾根の上で、道は平坦になる。
休憩所のある祠を過ぎてしばらくで、泣不動。
山門とおぼしきところには、ちょっとなまめかしいポーズをとった不動像が二体。
庫裏のような建物を見て、本堂に登る石段の下に、スギの巨木が一本。
石段を登っていくと、舞台づくりの不動寺本堂。 清水の舞台をスケールダウンしたような構造だが、文化財に指定されたことは書いてあるのに、建築年や最終的な修復がいつだったのかなどは、書かれていなかった。
太神山三角点は、そのすぐ上だった。
天気はあまりよくなかったのだが、腰を下ろしたとたんに、小雪が舞い始めた。 下り始めると、雪は雨に変わった。 |