笹間ヶ岳を周回

【年月日】

1995年1月3日
【同行者】 2人
【タイム】

湖南アルプス登山口(9:20)−笹間ヶ岳分岐(10:00)−富川町
分岐(10:42)−大谷ヶ原キャンプ場(10:58)−笹間ヶ岳(11:38)
−上関(13:03)

【地形図】 朝宮、瀬田、三雲、信楽

 JR石山駅から、湖南アルプス登山口行きバスに乗った。
 バス停をおりても、アルプスらしきものが見えない。

 天神川に沿った、東海自然歩道の道ばたには、アカマツがめだつ。
 「立入禁止」と書かれた札がたくさん。

 笹間ヶ岳への道標が見て、右折。
 若い木がまばらにはえていて、白いザレの山肌が見えている。

 沢沿いに茂ったシダは、ジャングルの中のようで、ちょっと異国の山に登っているような気分。

 御仏河原を過ぎると富川町との分岐で、笹間ヶ岳方面へゆるく登っていくと、湿原のようなところや小さな池もあるのだった。
 いちばん大きなのは黒い水をたたえた池だった。

 黒い池を過ぎてしばらく行くと大谷河原キャンプ場。
 ポリかんや、いろいろなガラクタが物置小屋のまわりに散乱していて、いやな気分。

 水を補給すると、明るいアカマツ林の中の登り。
 天気はまあまあで見晴らしはいいのだが、強い雪風が吹き抜けていくので寒い。

 目の前の堂山も笹間ヶ岳同様のカコウ岩の山だ。

 殺風景な岩場でノイバラの赤い実が目を引いた。
 あと数日でつぼみが色づきそうなツバキが寒風の中でふるえていた。

 今度こそ頂上かと思って登っていくと、また向こうにもっと高いピークがあって、何度もがっかりさせられた。
 車道をわたってしばらくいくと、ようやく笹間ヶ岳。
 山頂には巨岩があって、その上からの眺めはすばらしかった。

 眼下に琵琶湖が広がっている。
 山腹を見ると、山一帯が治山工事のコンクリートで覆われているのがよくわかる。

 下山は上関への道をとった。
 白ザレの尾根を下っていくとやがて歩きやすい雑木林。
 下りきったところには汚れた水をたたえた図越池があり、そこから道は広くなった。