この山には、埋蔵金伝説もあるらしい。
おそらくそれは、山師が金鉱を求めてこの山のあちこちを試掘した話が埋蔵金伝説に転化したものだろう。
楯山とは鉱山を意味する古語だと思われる、
駐車スペースがまったくないので、作業道に強引に突っ込み、溜池のわきに車をとめた。
作業道が崩れるんじゃないかと少し冷や冷やした。
登山道はしっかりしていて、最初は沢沿いのスギ林。
水場という表示のあるところを過ぎて、尾根にあがる。
尾根からは、樹林越しに那須連峰が白い。
緩やかに登って、山頂。
屋根だけになった石祠が寂しくおかれていた。
北側が開けていて、安達太良連峰が見える。
この日登った三座の中で唯一、展望が得られたのはここだけだった。
ほとんど休まず戻った。
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