鬼面山スノーハイク5

【年月日】

2017年2月4日〜6日
【同行者】 全部で6名
【タイム】

2/4 横向スキー場(8:30)−雪洞地点(11:00) 雪洞泊
2/5 雪洞地点(8:00)−鬼面山(9:05-9:25)−(10:30)雪洞地点(12:30)−(12:50)相模屋旅館
     旅館泊
2/6 相模屋旅館(7:00)−横向スキー場(8:20)

【地形図】 吾妻山、中ノ沢、土湯温泉、安達太良山

 積雪の状況が今ひとつ不明だったので、幕営と雪洞泊の両方の支度をしてきたため、自分としては重荷に感じる荷物量だったが、最後のご奉公なので、老体に鞭打って頑張った。
 先月はスノーシューを使ったのだが、ワカンに比べて浮力は勝るものの、自重が重く、下りでやや使いづらかったので、今回は久しぶりにワカンをはいた。
 緩傾斜な日帰りコースであればスノーシュのほうが使いやすいが、ある程度の登降があり、状況により道具を背負って歩かねばならない場合には、やはり機動性に優れるワカンがよい。

 現地に着いてみると、積雪量は十分で、快適な雪洞ができそうな感じだった。

雪とブナ1(大きな写真)
雪とブナ2(大きな写真)

 ブナ林の三角点付近で小休止し、ほどなく雪洞地点に到着した。
 雪がやや柔らかかったので、天井が崩落するとまずいと思い、横穴の位置をなるべく深く掘ろうとしたのだが、掘り進むとほどなく、ブッシュが出てきてしまった。
 その辺のさじ加減は、なかなか難しい。

 午後三時に夕食ができてしまったので、早々と食べてしまい、早めの寝支度とした。
 見た目はそれなりのスペースだったが、入口側の肩部分が崩れやすく、自分の身体が玄関側に転落しそうで、実際にはかなりきつかった。
 寝ている間は落ちないように足を突っ張り、おかしな姿勢で頑張っていたのだが、個人マットが時々ずり落ちた。

 夜中にトイレに出てみると、福島市方面の夜景がきれいで、翌日の天候は期待できそうだった。

 翌日は、二年前と同じように、雲はあるものの、風がなく、遠望も得られる、穏やかな天気だった。
 土湯峠で風がないというのは、初めてだ。

エビの尻尾1(大きな写真)
エビの尻尾2(大きな写真)

 鬼面山に登っていくと、灌木にエビのシッポがついて、美しかった。
 山頂の道標についたものは、なかでも立派だった。
 ブナ林に雪のついた箕輪山も、とても美しかった。
 磐梯山や蔵王連峰などもよく見えていた。

 去りがたいほど気持ちのよい山頂だが、しばし休んで下山にかかる。

山頂道標(大きな写真)
磐梯山遠望(大きな写真)

 雪洞に帰ったあと、やや暇を持て余したが、時間になったので、下山。
 あっという間に相模屋さんに着いた。

 到着してしばしまったりしていると、風が吹き始めた。
 強い冬型気圧配置になったのだ。
 翌日は吹雪になるのが確実になったのだが、これは想定内だったので、ゆっくり休んだ。

箕輪山(大きな写真)
雪洞地点から振り返る鬼面山(大きな写真)

 雪洞地点を過ぎ、稜線に登ってみると、思った通りの強風が吹いていた。
 例年下っている尾根より、一本西の尾根を下ったのだが、特に問題なし。
 あっという間に、横向スキー場に着いた。