新野地温泉から横向スキー場

【年月日】

2016年2月13日〜15日
【同行者】 おおぜい
【タイム】

2/13 新野地温泉(8:50)−樹林帯(9:07) 幕営
2/14 樹林帯(11:30)−新野地温泉(11:40)
2/15 新野地温泉(8:22)−反射板(8:517)−横向スキー場(9:23)

【地形図】 吾妻山、中ノ沢、土湯温泉、安達太良山 ルート地図

 事前の予想天気図では、初日から二日目にかけて低気圧が列島を縦断するらしかった。
 これだと現地は大荒れで、雨の可能性が高い。

 道の駅つちゆでまわりを見回すと、曇り按配で積雪は例年よりやや少なめという感じだった。
 ただ、出発前には雨が降り出し、次第に強い降りになってきた。

荒天前のブナ疎林1(大きな写真)
落し物(大きな写真)

 相模屋旅館から少し登ったブナの疎林まで行って、平坦地を見つけて設営に入る。
 雪は非常に柔らかく、踏んでもなかなか固まってくれなかったが、テントでの設営は、雪洞掘りと比べれば嘘のようにラクだった。

 気温がかなり高かったとはいえ、雪山だから、明け方は冷えると考え、ある物を全部着て寝たが、宵のうちはやはり、暑かった。
 22時ごろトイレに出たときには、まだ降っていなかったが、夜半にはゴウゴウという山鳴りと、テントを叩く雨音が強くなり、荒れ模様となった。

 相模屋旅館に着いたころから南からの強風が吹き出し、樹の枝が大きく揺れて山がうなり始めた。
 早めに宿に入ることができてよかった。

 大浴場の洗い場のお湯は出るようになっていたが、4つあるうちの一番左はやはりほとんど出ないままだった。
 とはいえ、いつもながらいいお湯だった。

あしあと(大きな写真)
雪のブナ林(大きな写真)

 この日は、強風が木を揺らす音を聞きながら、ゆっくり眠ることができた。

 最終日の朝、アスファルトの露出していた道路は白くなっており、風はかなりおとなしくなっていた。
 天候は曇り。
 気温は下がっていたので、積雪はずいぶん締まったと思われ、登行に問題はなさそうだった。

 尾根まで上がると、木々の枝先に雪がついて、いつもながら美しい光景を見ることができた。
 雪に埋もれたブナ林の風情も相変わらずだった。

 気温もさほど低くなかったので、下りながらも暑いくらいで、雪を蹴散らしながら横向スキー場まで、あっという間だった。