小雨の鳴神山

【年月日】

2022年4月5日
【同行者】 単独
【タイム】

駒形登山口(7:11)−なるかみ小舎(8:32)−鳴神山(8:43-9:14)−大椚峠(9:32)−
赤柴登山口(9:56)−駒形登山口(10:31)

【地形図】 上野花輪、沢入 大間々 番場 ルート地図(マウスホイールで拡大・縮小)

 川内町側から鳴神山へアプローチしたのは初めてだった。

 駒形登山口から登る人が多いようなのだが、駐車スペースはごくわずかだった。
 盛期にここにくるとなると、かなり早起きする必要がありそうだ。

 しばらく車道を行き、そのまま沢沿いの登山道に入る。
 カタクリはまだ、つぼみ状態のが多かった。
 クリンユキフデやツルネコノメなどが、いくらか咲いていた。

クリンユキフデ(大きな写真)
なるかみ小舎(大きな写真)

 防獣ネットで囲まれたところがとても多く、草花を保護する大変さがしのばれた。
 最終水場をすぎると伏流となり、傾斜が増す。

お狗さま(大きな写真)
神像(大きな写真)

 登りついた峠は、何度か来た場所で、雷神嶽神社の鳥居と石のお狗さまがある。
 ちょっと驚いたのはここに避難小屋ができていたことだった。
 もし機会があれば、利用したいくらいきれいな小屋だった。

 この日は晴れる予報だったのだが、前日の雨雲が残っていて、小雨模様だった。
 ガスガスで何も見えない山頂で大休止。

マンサク(大きな写真)
雑木の尾根(大きな写真)

 雨合羽を着、ザックにカバーを被せて休んだが、さほどの降りにはならなかった。
 山頂のマンサクが雨に濡れていた。

 縦走路に戻り、北へ向かう。
 天気はよくないが、雑木の尾根はじつに心安らぐ。

赤柴の青面金剛(大きな写真)
ハナネコノメ(大きな写真)

 椚田峠で左折して赤芝登山口へ下る。
 登り同様に、穏やかな道。

トウゴクサバノオ(大きな写真)
ユリワサビ(大きな写真)

 登山口からの車道歩きは少々長い。
 沢沿いのハナネコノメはもう終わり。
 トウゴクサバノオはようやく咲き始めたところだった。

世良田東照宮(大きな写真)
ソメイヨシノ大木(大きな写真)

 下山後、世良田東照宮と新田荘歴史資料館に立ち寄った。
 資料館はとても充実していた。
 室町時代の末期から戦国初期にかけて、関東における騒乱の中心地だったこの一帯の歴史がわかりやすくまとめられていた。

 世良田東照宮については、あまりに露骨な歴史の偽造なので、コメントしづらいが、建物自体は由緒のあるものだったし、境内のソメイヨシノ大木はみごとだった。
 東照宮の本殿が工事中なのは残念だった。