多気山

【年月日】

2003年1月12日
【同行者】 Uさん
【タイム】

萩の道登山口(12:00)−多気山(12:30-13:05)−市営駐車場(13:30)

【地形図】 大谷

自家製炭火焼きパン
 もうお正月でもないのに、持宝院門前の市営駐車場は大混雑で、うんざりだった。
 でも、しばらく待っていたら、車をとめることができた。

 きょうも自転車を積んできたので、ここからしばらくサイクリング。
 森林公園方面への道は、部分的に凍結していたので、前ブレーキの故障したおれの自転車では、やや心もとなかった。

 萩の道という道路に入ると、峠状のところに登山口を示す道標。
 反対側(北側)には、白っぽい鳥居が見えている。
 自転車をここにデポし、道標にしたがって、山に入った。

 道標はりっぱだが、歩く人がほとんどいないのか、踏みあとは薄い。
 ヒノキと雑木がごちゃごちゃと生えた、ヤブ道だ。
 足元には、シラカシ、アオキ、サカキ、ヤブコウジなど。
 枯れたゼンマイが倒れているのを見ると、春が待ち遠しい。

 雪が薄く積もった林道を渡ると、多少成長したヒノキ林で、歩きやすい。
 ツバキやミヤマシキミも出てくるが、花も実もついていない。

 傾斜がゆるむと、ヒノキを間伐したブル道を渡る。
 まことによさげなヒノキが切り倒されていて、もったいない限り。
 明るくなった林床にヒヨドリジョウゴの赤い実が残っていた。

 ツツジの多い山頂部は、いかにも城跡らしく、土塁などがはりめぐらされていた。
 雑木林の中なので、全体的に明るい日だまりだった。
 三角点には、手作りの小さな山名板が、針金でていねいに下げてあった。

 ここで昨日家で焼いたフランスパンを暖め、ラーメンをすすって大休止。
 アルコールはもってこなかった。

 帰りは、持宝院への階段道。
 ここでミヤマシキミの、紅い実を見た。

 多気不動は、老若の善男善女でにぎわっていたが、雅楽がスピーカーから流れていたり、お祓いのお客様へのご案内を繰り返し放送していたりしたので、早々に辞去した。

 門前の売店で買った紫芋のまんじゅうとかぼちゃまんじゅうは、とてもおいしかった。