出流山満願寺から千部ヶ岳

【年月日】

1998年3月21日
【同行者】 単独
【タイム】

満願寺(12:40)−遊歩道入口(1:05)−千部ヶ岳(1:29)
−展望台(1:45)−出流町側遊歩道入口(2:10)

【地形図】

 永野の「そばの里」というそば屋のそばはなかなかうまかった。
 ここから寺坂林道を越えて出流山満願寺へ。

 満願寺の門前には、異常にそば屋が多い。
 これでは、どの店に入ればいいか、迷ってしまう。

 赤茶色に塗られた仁王様のいる大きな山門の先に駐車。
 満願寺はたくさんの観光客でにぎわっていた。
 なかでも、鉄筋五階建てくらいの宿泊施設らしき建物は、まるでホテルのような大きさだった。

 寺院と神社が混ざったような雰囲気の境内を通っていくと、入山料受付という看板。
 この山は、入山料を取るのだ。
 おとな、1人300円。
 団体割引、1人200円。

 受付でテレビを見ている人に、「大人ひとり登ります」といって300円を支払い、そこを通過。

 ゴミは持ち帰るように呼びかける掲示があちこちにあるのに、要所にゴミ箱が設置されているのも矛盾している。

 奥ノ院の下に、岩場から流れ出す、摩訶不思議な滝があって、少し驚いた。
 あれはどうなっているのだろう。

 その少し上が観音入林道で、ここが千部ヶ岳遊歩道入口。
 道はかなり荒れていて、タラノメが多い。  しばらくジグザグに登ると、廃林道。
 ここは少し東に行って、またジグザグ登りで、尾根の上。
 千部ヶ岳のピークは、すぐだった。

 なんということもないピークだが、北側が伐開されていて、高谷山が見える。
 ここで、ベンチに腰かけて、小休止。
 さすがに、はしごハイクは疲れる。

 千部ヶ岳から尾根を少しで、展望台。
 いちおう木が伐られているが、展望があるのは、東側だけ。
 ここからは、岩倉山がなかなかの存在感を見せていた。
 ここは勝道上人にまつわる遺跡で、上人が経巻を千部誦したことから、千部ヶ岳の名が生まれたという由来書きがあった。
 でも、私には、仙波ヶ岳・・・千部ヶ岳となったような気がする。

 あとは、道標に従って、スギ林の中を出流町側の遊歩道入口まで、急降下すぐだった。

 満願寺は、どちらかといえば、地元より都会人の信徒の方が多いような感じ。
 なんだか、そういうのは、親しめない。