山頂から登る
−八溝山−

【年月日】

2022年5月4日
【同行者】 単独
【タイム】

山頂駐車スペース(6:46)−下降点(7:33)−鹿ノ又林道出合(8:03)
八溝真名畑林道出合(9:54)−八溝山(10:16)−山頂駐車スペース(10:18)

【地形図】 伊王野 八溝山 ルート地図 (マウスホイールで拡大・縮小可)

 行ったことのない山域なので、とりあえずナビに任せて走ったが、けっこうきつかった。
 途中、「通行止め」という看板が出ていたが、区間も期間も書いてなく、不安な走行を強いられた。

 結果的に通行止め箇所はなく、対向車もまったく来なかったので、無事に八溝山頂の駐車スペースに到着できた。

フモトスミレ(大きな写真)
ミズナラ(大きな写真)

 棚倉町のサイトには、久慈川林道は通行止めで、鹿ノ又沢側からの登山はできないとあった。
 すると、棚倉町側の登山道を歩くには、山頂からいったん下り、改めて登山道を登るしかない。
 だから今回は、山頂から歩き始めることになった。

 東尾根に道があるはずなのだが、電波塔周辺のスズタケのヤブに踏みあとはなく、しばらくヤブを歩いたが、まもなく登山道が見つかった。
 熊笹状の笹ヤブに覆われた雑木林だが、平坦で快適。

 足元で咲いているのはフモトスミレ・エイザンスミレやワチガイソウ。
 ワチガイソウはもう終りに近い。
 群生地のシロヤシオはまだあまり咲いていなかった。

シロヤシオ(大きな写真)
ラショウモンカズラ(大きな写真)

 高笹山の分岐を左折して林道へ。
 ここからしばらく林道歩きとなる。
 ふきのとうがすっかり呆けているが、時期がよければかなりいただけたかもしれない。

 鹿ノ又沢は渓相のまずまず整った小渓だった。
 サカハチチョウが舞っていた。

ヤマブキソウ(大きな写真)
サカハチチョウ(大きな写真)

 ニリンソウがあちこちに咲いているので、緑花がないか探しながら行く。
 コゴミ群落はすっかり開いたのばかりだった。
 ラショウモンカズラも咲き始めていた。

ニリンソウ1(大きな写真)
ニリンソウ2(大きな写真)

 林道が終わり、登山道に入る。
 いたるところがニリンソウ群落なので、緑花をじっくり探していたらちっとも進めない。
 それでもいくつか、緑のニリンソウを見つけることができた。

ニリンソウ3(大きな写真)
ニリンソウ4(大きな写真)

 尾根の登りはけっこう苦しい。
 下部では花殻だったヒメイワウチワが、登っていくとちょうどよい咲き具合だった。

 登り切ると朝通った林道が走る尾根にぶつかる。
 しばらく林道に沿う踏みあとを行くが、八溝真名畑林道に出合うところで遊歩道が消えた。
 あとは林道を山頂まで行った。

ヒメイワウチワ(大きな写真)
日輪寺ご朱印(大きな写真)

 下山後、日輪寺にお参り。
 住職さんがご朱印をていねいに自筆してくださった。

 東北道の混雑を嫌って常磐道まわりで帰ったが、那珂インターに出るまでが長かった。