霊山に登った日は、国民宿舎あぶくま荘に泊。
二食つき、かつゆっくりできて税込み6000円台とは、リーズナブルだった。
きょうはまず、夫婦岩に登った。
トイレつきの大駐車場から、オカメザサが繁茂した二次林を見ながら、緩やかに登っていくと、小沢をわたる。
朝ご飯の食べ過ぎで、腹が苦しい。
杉林を過ぎると、階段道。
その終点から、鎖を踏まないように気をつけながら、支尾根を急登すると、早くも山頂三角点。
ここは展望なし。
まずは、西側の見晴し岩に行ってみた。
ここも凝灰岩の岩が尾根に露出していて、小さいながら、気持ちのよい尾根だった。
テーブル型のおもしろい岩を見て、尾根の末端まで行くと、霊山が裏からのプロフィールを見せているが、おもったほど迫力がない。
尾根上のどれが見晴し岩だか、山名表示がないのでわからなかったが、どこからも同じような大展望が広がった。
風が冷たいので、山頂に戻り、今度は夫婦岩へ。
こちらは、山頂から少し下ったところで、西側の展望が開けていた。
足下には、筆甫の集落。
知った山は、鹿狼山だけ。
この山は、特徴的なので、とてもわかりやすい。
犬の吠える声が近づいてきたので、ハンターかもしれないと思い、ホイッスルで合図を送ったら、すぐに静かになった。
リュウノウギクやオケラの花も、ドライフラワーと化していた。
サルトリイバラはまだ赤い実をつけていたが、ツルウメモドキは、鳥に食われたのか、ほとんど残っていなかった。
登山者の姿を見ない、静かな冬枯れの里山だった。