−女神山−
月舘村側の上手渡口への道路は通行止めだったので、堀切口に自動車をデポして、自転車で椚平の登山口へ移動。
歩きはじめは、田園地帯の中のゆるい登り。
ここでも荒廃した棚田が見られ、女神山からの水の流れも消えているようだった。 これこそ、日本人が21世紀に受け継ぐべき遺産であると思うが、詮ないことだ。
桑の木の伸びた山畑のあとを縫っていくと、落ちついた里山の風情。 堀切口への分岐を見ると、早くも山頂直下で、さっき登った花塚山が順光に映えていた。
山頂には石祠が二つと、さびた鉄剣の納められた石穴。
昼寝をしたいくらいにのんびりした山頂だったが、帰りも長いので大休止にとどめ、堀切口に向かって下山。 自動車デポ地点まで30分ほどだった。 |