おおむねスギ林だ。林道が終わるとヤブっぽい道となり、沢の右岸に沿って歩く。 地形図にある左岸沿いの道はすでに存在しないらしい。 この道を行っても見通しがないので、堰堤の上を左岸に渡り、ザレていないガケを中段まで登り、すこし戻って灌木の生えた泥壁を尾根までよじ登ると、りっぱな遊歩道があった。 北を見ると、弥宣の鉾らしきピークの上になにやら電波塔のようなものが建っていた。 残念だが、せっかくここまで来たのだから、ピークまで行ってみようと、ミズナラやモミ、アカマツのあいだを通って、電柱の建つ防火帯をゆるやかに登る。 ヤドリギがミズナラについていたり、サルトリイバラが凍っていたりするのを見ながら行くと、三等三角点の弥宜の鉾。 人工物は、テレビ電波の中継施設で、北からジープの登る道が山頂までついていた。 風がやみ、気持ちのよい日だまりとなったので、ここではのんびりと多めの小休止。 山頂の展望もまずまずで、大滝根山や大鷹鳥谷山などを望むことができた。 帰りは、遊歩道を下った。 「村民の森」という看板のあるところで車道に出、自動車のところに戻った。 ところで、このすぐ近くに麓山神社があり、その入口に「川内義民之碑」という、堂々たる石碑が建っている。 とても興味をひかれたので、立ち寄って碑文を読んでみた。
(表面)川内義民之碑なんとも、感動的な石碑ではないか。 |