静かな糠馬喰山

 【年月日】  1996年12月27日
 【パーティ】 2人
 【タイム】  登山口(9:58)−糠馬喰山(10:28-10:38)−登山口(10:55)
 【地形図】 上川内

糠馬喰山
 大滝根山がちょっとがっかりだったので、今日は落ちついた、人工物のない山に行きたいと思って、川内村の糠馬喰山(ぬかまぐらやま)に行ってみた。

 川内村の中心部から木戸川に沿って走り、登山口へ。
 木戸川は護岸された小渓ながら、まずまずの渓相だ。

 登山口周辺には、なんの道標も、案内板もない。
 トタンに赤いペンキを塗った鳥居が目印といえば目印だ。

 ヒノキの植林に使ったと思われる作業道を歩いていくと、右手に、きのう登った大滝根山が大きくゆったりとした山容を見せていた。(写真は弥宣の鉾で見たサルトリイバラ)

 左に分岐を見送り、しばし直進。実はこれはルートミス。
 道が下り案配になるところで左へのりっぱな踏みあとを見つけ、そちらに入ってみた。

 この踏みあとは、小沢を渡り、右へ右へとトラバースしていったのち、消滅する。

 戻るのもおっくうなので、そこから山頂めざしてヤブをこぐ。

 小さい山だし、ツル植物などの少ないところなので、たいしたことはない。

 十五分ほどのヤブコギでわけなく山頂着。結局登山道をまったく歩かず登ってしまった。

 十数名程度の宴会ができそうなほどりっぱな八幡神社があり、四方はアカマツ林のため、展望はなし。
 樹間から大滝根山が見える程度だ。

 縁の下に一升瓶が散乱しているのは、見た目には感心しない。

 風がないのはなによりだ。

 神社の縁で少し休み、今度は登山道をくだった。